ゴミ出し困難者支援/無料低額診療薬代は市負担で(小崎愛子)

2019年8月15日「まつやま市議会だより」

(1)ごみ出し困難者への支援を

高齢者など、ごみ集積所までごみを持っていくことが困難な人への対策が求められており、県内でも対象者の申請でごみを個別収集している自治体が見受けられる。本市でも、平成30年度の「笑顔のまつやま、わがまち工房」で、「介護保険施設に、新たなごみステーションを設置し、地域独居老人のヘルパーによるごみ出し支援を」と提言された。具現化し、ごみ出し困難者への支援が必要であると考えるが、どのように検討し、取り組んでいくのか。

【回答】

昨年度のわがまち工房でご提言をいただいた一方、国では今後、高齢化社会に対応したごみ出し支援などについてのガイドラインを作成することとしており、この動向を注視し、また、各地域で活動する社会福祉協議会やまちづくり協議会など、地域の力を生かした「共助」による効果的な支援方策について、関係各課と情報共有や連携を図りながら、研究していきたい。

(2)無料低額診療事業における薬代を市負担で

無料低額診療事業とは、低所得者などに医療機関が無料または低額な料金で診療を行う事業であるが、院外薬局での薬代は対象にならず、薬代の支払いが困難で、低所得で薬代が生活を圧迫し、入院費の支払いができない事例などが起こっている。このような実態の中、薬代を負担する自治体もあり、本市として、薬代の負担を実施する考えがあるか、所見を伺う。

【回答】

国が「医薬分業」を進める中、無料低額診療事業では、院外薬局での処方費用が減免の対象外であるため、生計困難者が経済的な理由によって必要な医療を受ける機会を制限されることのないよう支援する制度としていくことは重要と考えている。これまでも、全国市長会等で、国に対して無料低額診療事業の見直しを要請しており、国でも、事業を行う医療機関における調剤の在り方について、引き続き検討していることから、市としては、今後も国の動向を注視していきたい。

【その他の質問事項】

訪問看護、訪問介護などの分野で問題になっている患者・利用者からのハラスメント、教育奨学

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